パワハラをされていても、自分では気が付いていない場合があります。
「もしかしたらパワハラ?」と頭をよぎっても、
「もっとひどい場合をパワハラと呼ぶんだろうから、これくらいでパワハラと騒いだら負け犬のようだし会社に迷惑がかかる。
きっと仕事がうまくできない私が悪いんだ。
もう少しできるようになったらこの状況は変わるんだ」
と思ってしまうものです。
あなたが今受けているのは、立派なパワハラかもしれませんよ。
私も過去にパワハラに遭った経験があり、精神が崩壊するギリギリのところまで頑張ってしまった経験があります。
この記事ではあなたが今受けている状況がパワハラかどうかを再認識できて、次へのステップを踏み出せる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
目次
パワハラの定義を知って、パワハラされていることを自覚しよう
パワハラされていると判断するのが難しい時がある
明らかな暴言や罵倒、暴力があったら間違いなくパワハラってのは判別がつきやすいですよね。
でも中にはパワハラなのか、それが普通なのかわからなくなってしまう場合があります。
パワハラの加害者の多くはパワハラをしている自覚がないし、やり方が絶妙で、いつも嫌な態度を取ってくるのに、急に普通になる時もあったりして判断が難しい時がありますよね。
「注意されるのはありがたいことだし、これは仕事をきちんとできない私が悪いんだ。」と思っていませんか?
もちろん、人により言い方が柔らかい人、キツい人がいて、受け取る側も気にしない人、傷つきやすい人といると思います。
でも世の中にはひどいパワハラ人間が存在するものです。
しっかりと愛のある叱咤激励なのか意地悪なのかを見抜きましょう。
パワーハラスメントの概念
①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
②業務の適正な範囲を超えて行われること
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること
パワハラ行為 ①~③を満たすと考えられる例 身体的な攻撃 上司が部下に対して、殴打、足蹴りをする 精神的な攻撃 上司が部下に対して、人格を否定するような発言をする 人間関係からの切り離し 自身の意に沿わない社員に対して、仕事を外し、長期間にわたり、別室に隔離したり、自宅研修させたりする 過大な要求 上司が部下に対して、長期間にわたる、肉体的苦痛を伴う過酷な環境下での勤務に直接関係のない作業を命ずる 過小な要求 上司が管理職である部下を退職させるため、誰でも遂行可能な受付業務を行わせる 個の侵害 思想・信条を理由とし、集団で同僚1人に対して、職場内外で継続的に監視したり、他の従業員に接触しないよう働きかけたり、私物の写真撮影をしたりする
私が受けたパワハラの例
実際に私が受けたパワハラの例を参考にしてみてください。
- 私を無視してわざとほかの人を可愛がる
- 業務をお願いしても返事をせず冷たい視線だけを投げかける
- 偉い人がいるときは優しくなる
- おやつを私にだけ配らない
- 重要な仕事を教えないで知らないと怒られる
- 業務とは関係ない癖を直せと指摘される
- 花粉症時期に鼻をすすっただけで気持ち悪いから鼻をかみなさいとティッシュを投げつけられる
- 新人が絶対気づけないようなことをわざと教えずに「なぜ気づかないのか?」と責められる
- 「それでよく社会人としてやってこれたもんだな」とみんなの前で叱責される
- 「こんな失敗して恥ずかしくない?頭大丈夫?」
- 「ここは学校でも福祉施設でもないんだよ、それで給料もらおうと思っているの?」
- 「あなたに1つでもできるようになったことがあったのならみんなの前で大きな声で言ってごらんなさい!言えないでしょ!」
どうですか?
あなたの今の現状と似ていませんか?
私も毎日こんなひどい状態だったのに、なぜか
「仕事が完璧にできるようになったら変わるだろう」
「自分が覚えが悪いから自分が悪いんだ」
と思ってしまっていました。
やり方が絶妙なんですよね。
振り返るとやっぱりパワハラだったと確信しています。
定義で言うと
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害することの「精神的な攻撃」に当てはまりますよね。
共通点を感じたらそれはパワハラですよ。
私の当時の経緯を書いた記事
パワハラは逃げるが勝ち!あなたは悪くない
会社のハラスメント窓口はどこも設置していると思います。
ハラスメントと戦うつもりなら相談してもいいと思いますが、平和に毎日仕事したいのに、そんなところに相談したら大騒ぎになってもう怖くて会社に行けなくなっちゃいますよね。
そんなひどいパワハラ上司はちょっと注意を受けたくらいでは反省しないのです。
「どうしてこんなことをしてしまったのだろう」ではなく
「どうしてこんなこと言われなきゃいけないのだろう」という思考なのだから。
常識的な上司なら初めからパワハラなんかしないはず。
だからパワハラだと確信したら、もう辞めちゃいましょう。
私はその仕事を半年で辞めました。
あの時逃げ出して本当によかったと思っています。
せっかく40代で正社員に転職して、定年まで頑張ろうと思って入社したのにたった半年で逃げ出すのは不本意でしたし、先行き不安で仕方がなかったですが、あの時逃げなかったら私の精神は完全に壊れていたと思います。
自己否定の気持ちが大きく自殺願望もあったので、命の危険すらありました。
あの時逃げ出したからこそ、今はとっても気に入った仕事に就くことができ、周りにも認められて人の役に立つ仕事ができる充実した毎日を送ることができています。
私は人格否定されるほどできない人間ではなかったことが外に出てよくわかりました。
おかしいのはパワハラ上司とそれを野放しにしている会社だったのです。
パワハラからは逃げるが勝ち!
だからあなたも、一生懸命頑張ってもできなくて
身体と心の悲鳴が聞こえたら。
パワハラに耐えられなくなったら。
うつ病になる前にすぐに逃げ出してください!
その時先行き不安でも大丈夫!
その経験が糧となりきっと道が開けていくはずです。
次のステージに向けて準備しよう
人には合う仕事と合わない仕事がある
やはり人って仕事の適正ってあると思うんですよ。
私はパワハラに遭ってなかったら何とかあの仕事もできたと思うのですが、やはり適性が合っていない職業だったのだと思います。
どこかで気づいてはいたけれど、一生懸命頑張ればできるようになると信じて取り組んだんですけどダメでした。
すぐに諦めるのもよくないと思いますが、精神が崩壊するほど悩む仕事だったら合わないのだと思います。
退職を申し出る
会社としては、パワハラが原因で退職の意思を伝えたら「はいそうですか」とはいきません。
パワハラの問題を解決しようとします。
でももう嫌な思いはしたくないし、余計な労力はかけたくないですよね。
そのパワーは次のステージへ向けて使いましょう。
退職手続きが難航するようだったら、プロに頼むのも手。
退職でもめて精神を病んで働けなくなるより、今後しっかり稼げるのであれば多少お金がかかっても、元が取れますよ。
最近退職代行サービスは増えてきていますが、おすすめなのは弁護士が代行してくれるサービス会社。
弁護士法人みやびの退職代行は非弁業者と違い、弁護士事務所の退職代行サービスだから安心です。
他弁護士事務所と違い、所属の社労士が労災申請など、複雑な案件に対しても相談できますので、泣き寝入りや損がなく退職することが可能ですよ。
相談できる内容
- 損害賠償請求交渉
- 残業代請求交渉
- 退職金請求交渉
- 有休消化交渉
パワハラに対しての損害賠償も相談できます。
自分一人で退職手続きをして嫌な思いをするより、プロに任せてストレスなく退職して気持ちよく次の仕事に臨みたいですね。
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40代で正社員へ転職する方法も記事にまとめていますのでよかったら読んでくださいね。
まとめ
悩んでる方はきっと真面目な方だと思います。
大丈夫です!
次はきっといい人間関係で適正の合った仕事に巡り合えると思います。
パワハラを受けたら
パワハラの定期を確認し、現状がパワハラに該当するか確認する
パワハラからはさっさと逃げるが勝ち!
パワハラ上司や会社と戦うつもりがないならさっさと次のステージへ
サービスをうまく利用しよう
経験も生きるし未来は絶対明るい!
私の経験が今悩んでる方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。